おまとめローンなどのローンのキャッシングの審査とは一体どうやっていると思いますか?
勿論、審査基準は様々ですが、基本的な考え方は一緒となります。
それは、【個人情報センターへの照会】・【コンピューターによるスコアリング】・【在籍確認】となります
審査を少しでも有利に進められるように、審査の方法について学んでみましょう。


<個人信用情報センターへの照会>
ローン会社は、キャッシングの申し込みを受けたら、まずはローン会社の担当が個人情報センターへ照会します。
個人情報センターとは下記の4つが存在します。
【全国信用情報センター連合会】(通称、全情連)・・・消費者金融系が主に加盟
【全国銀行個人信用情報センター】(通称、全銀協)・・・銀行が主に加盟
【CIC】・・・信販会社系が主に加盟
【CCB】・・・外資が主に加盟
照会とは、『名前』や『生年月日』などの個人情報から申込者を特定し、他のローン会社での借入をしている件数や借入している金額の他、金融自己(自己破産や延滞など)を調べたり、他のローン会社への申し込み状況などを調べることが出来ます。
つまり、借入件数などは、嘘をついても、ばれてしまうので、正直に記入しましょう。


<コンピューターによるスコアリング>
ローン会社は今までの膨大な取引データを持っているので、返済能力というのは個人情報から読み取ることができます。
これをコンピューターに入れて数値化したのがスコアリングとなります。
つまり、消費者金融などは、担当者個人の曖昧な感覚だけに頼ることなく、コンピューターがはじき出した数字を基準に審査しています。
では具体的な詳細をご案内します。

【勤務先による評価基準】
勤務先はやはり、大手企業や公務員であると、高い点数が出ます。
無職の場合は、安定した収入がないので、ほとんど難しいでしょう。
専業主婦は、夫の勤務先が重要となります。
公務員 > 大手企業 > 中小企業 > 自営業 > アルバイト > 無職

【健康保険証の種類による評価基準】
保険証も勤務先と似たような物ですが、公務員が持つ共済保険が一番有利となります。
共済保険(公務員) > 組合保険(大手企業) > 社会保険(中小企業) > 国民健康保険(自営業・アルバイト ) > 保険証なし

【年収による評価基準】
税込の年収を記入しなければ不利になりますので、お気を付け下さい。
他にも、収入証明が必要な場合は、直近で最も収入が多かった時の給与明細を使う程度は許容範囲となります。
給料が毎月大きく変わるなどの場合は除けば、最大の収入月の支給額×18(12ケ月+ボーナス)で計算したものを年収として申請しても大丈夫です。
500万円以上 > 400万円~500万円 > 300万円~400万円 > 200万円~300万円 > 100万円~200万円 > 100万円未満

【勤続年数による評価基準】
勤続年数は長ければ長いほど良いですね。最低でも半年は勤めないと難しいかもしれません。
10年以上 > 5年~10年 > 3年~5年 > 1年~3年 > 6か月~1年 > 6か月未満

【住居形態による評価基準】
持ち家が理想ですが、賃貸でも構いません。
勝手に持ち家にしても、ばれた時のデメリットが大きいので、気を付けてください。
持ち家(自己名義でローンなし) > 持ち家(自己名義でローン残額が多い) > 持ち家(家族・親族名義) > 社宅や官舎 > 賃貸住宅 > 公営住宅

【居住年数による評価基準】
居住年数も勤続年数同様長ければ長いほど有利となります。
例えば、10カ月程度であれば1年、2年半程度であれば3年と、多少の水増しは許容範囲になります。
10年以上 > 5年~10年 > 3年~5年 > 1年~3年 > 6か月~1年 > 6か月未満

【家族構成による評価基準】
一人暮らしよりも誰かと一緒に暮らしていた方が有利となります。
独身で家族と同居 > 既婚で家族同居の子供無し > 既婚で家族同居の子供有り > 既婚で同居の家族無しで子供も無し > 独身の一人暮らし

【電話の有無による評価基準】
固定電話をつけておくと有利になるので、おまとめローンが可決することに比べれば決して高い費用ではないので、事前に取りつけておくことをお勧めします。
自宅〇携帯〇 > 自宅〇携帯× > 自宅×携帯〇 > 自宅×携帯×


<在籍&在宅確認>
在籍確認とは、実際に担当者が記載されている電話番号にかけて、会社に勤めているのかを確認します。
ローン会社も申込者に迷惑がかからないよう、個人名などでかけてくれる配慮をしてくれます。
また、同様に自宅にかけて、本当に住んでいるかを確認します。また自宅の場合は番号案内(104)で登録されている名前と一致するかも確認できるので、104に登録しておいた方が審査は通り易くなります。


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